段ボールの燻製は、わが家のBBQの鉄板メニューです。
簡単にできるのですが、多少注意点があるので、その内容を記載します。
段ボールでの燻製器の作り方
わが家の燻製では適当に網に並べて燻煙するスタイルです。
豚肉とか魚をフックに引っ掛けて吊るしたり、、、といったような手の込んだことはしません。
網にチーズとかウィンナーとかアーモンドとかナッツとか竹輪なんかを適当に並べます。
そんなスタイルなので、我が家の燻製は縦長の箱ではありません。
部屋にあるものを使います。
今日家にあったのは、W320×D290×H290程の大きさの段ボールです。
今回は、写真の箱の向きで使う形で作ります。
(上から食材を出し入れする形。)
網は100均で購入したものです。
箱の中にバランス良く納まるように位置を調整します。
適当にやってもできますが、バランスが悪いと網が落ちて台無しになりますので、網の位置とそれを支える割り箸の位置ぐらいは丁寧にやっといたほうが良いです。
この箱と網の場合は、角から10cmくらい、、、
箱と網のサイズによって違いますので、適宜調整しましょう。
角から10cmのところに印を付けました。
次に網を置く高さを決めます。
箱の底から15cmのところに1段
1段目から7cmのところに2段目を配置します。
高さの設定は適当ですが、スモークウッドとそれを乗せるアルミトレーの高さが約5cm程度として、食材がスモークウッドに直当りしてしまうと食材が焼けてしまうので、底から15cm程度は離した方が良いでしょう。
印の交点に割り箸を刺せばよいわけですが、スモークウッドを入れる入り口が必要です。
高さ10cm×幅はアルミトレーが入る幅に印を入れてカットします。
スモークウッドの高さが5cmと想定して高さ10cmくらいで印を付けます。
スモークウッドは火を付けてから箱に入れるので、少し余裕を見て大きめに穴を開けた方が良いです。
トレーと一緒に入らないと、後で面倒なことになりますので、トレーが余裕で入るように幅も大きめにカットした方が良いです。
こんな感じです。
割り箸を刺して、網を置いて、トレーを入れたら完成です。
トレーの出し入れもスムーズです。
これで燻製器の段取りは終了です。
段ボールで燻製する場合は、スモークチップではなく、スモークウッドを使います。
初心者の燻製の注意点が、「スモークチップ」ではなく、「スモークウッド」を使わなければいけないという点です。
ホームセンターやアウトドアグッズのお店に行くと同じ棚に陳列されていて、「スモークチップ」の方が内容量に対して安く販売されている為、うっかり「スモークチップ」で良いのではないかと考えて、誤って購入してしまうことがあります。
(というか、、、私が間違って購入した張本人です。)
実は、「スモークチップ」と「スモークウッド」は使い方が大きく異なる商品で、段ボールの燻製器で燻煙するには、「スモークウッド」でなければ出来ません。
スモークウッドは直接火を付けて発煙させる
上の写真は、新富士バーナー株式会社さんの「SOTO スモークウッド」です。
最もよく見かける商品です。一つ400円程度で販売されています。
スモークウッドは、直接火を付けて発煙させて、燻製器に投入することで、燻煙する商品です。
段ボールの燻製器にはこちらの「スモークウッド」使用します。
スモークチップは鍋の上で炙って発煙させる
上の写真は、同じく新富士バーナー株式会社さんの「SOTO スモークチップス」です。
こちらもお店で最もよく見かける商品です。
こちらも500g入りで400円程度で販売されています。
「スモークチップ」は直接火を付けて使うものではありません。
「スモークチップ」を使った燻煙は、燻製鍋や金物(燃えない素材の)燻製器を使用します。
上の写真のように、鍋底に「スモークチップ」を敷込み、火にかけて使用します。
「スモークチップ」に直接火を付けるのではなく、鍋の中で常に火にかけて燻煙するのです。
燻煙の間はずっと火にかけていなければならない為、段ボールの燻製器では、「スモークチップ」は使えません。
段ボール燻製器で燻製してみました
段ボール燻製器を作った翌日、「スモークウッド」を使って、燻製を作ってみました!
食材を網に配置して、燻製器に入れます。
我が家では、網の中央にそのまま卵やアーモンドを乗せています。
この方が細かな食材も全体的に燻すことができます。
何回か燻製していて食材が転がって落っこちることが多かったので、半分に切った竹輪やベーコンなどの転がらない食材を外周に並べて、アーモンドやウズラの卵などの転がる食材を中央に並べています。
アーモンドや卵を皿に入れて燻煙したこともありましたが、皿の底面は煙が届かず、上面のみしか煙に触れなかった為、全体がうまく燻されませんでした。
アルミトレーの上に「スモークウッド」乗せて火を付けて、食材と一緒に燻製器の中に入れて、待つこと2時間程。
燻製器から出ていた煙が止まったところで、段ボールを開けてみます。
こんな感じに出来上がりました。
アーモンドや卵も全体的に燻されて色が変わっています。
この後、ビールと一緒に美味しく頂きました。
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