明日から箱根に旅行に行きます。
私は4年程前に一度行った事がありますが、その時は独身おっさんの一人旅でした。
あれから家庭を持ち、おチビが生まれて、今回は家族3人での旅行になります。
なかなか感慨深いものがあるなーと物思いにふけっていると、過去の旅の思い出が頭に浮かんできました。
私は4年前、旅先の銭湯で一つの教えを授かりました。
それは洗い場のシャワーで頭を洗っていた時のことでした。
通常のシャワーは、シャワーヘッドが水栓の真上に設置されているものです。
そこの温泉はシャワーヘッドが、水栓の真上ではなく少しズレたところに設置されていました。
髪の毛をシャンプーで洗って、シャワーで流そうとした時のことです。
私はシャワーヘッドを掴み、水栓の捻りを勢いよく廻しました。
出始めは水が出てくるかな〜、とか、一抹の不安を抱えながら、私はじっと構えていたのです。
しかし、どうしたことか、いつまで経ってもお湯が出ません。
何度も捻りを廻しましたが、どうやってもシャワーヘッドから湯が出ないのです。
私はシャワーと蛇口の切り替えのツマミや、温度調節の捻りなど、
その水栓についている全ての部分をイジりました。
でも、ダメでした。
どうやってもシャワーヘッドからお湯が出てこないのです。
それでも私は諦めきれず、その後も暫く水栓金物と格闘し続けていました。
その時、右往左往している私の横から、そっと、別のシャワーヘッドが差し出されました。
横を見てみると、シャワーヘッドを2つ持った外国人がこちらを見て笑っていました。
そうです。
私は別の水栓に繋がっているシャワーヘッドを持っていたのです。
そして私は彼から正しいシャワーヘッドを受け取り、無事、頭を流す事ができたのです。
私は箱根の温泉で、
その外国人から、
正しいシャワーヘッドを教えられたのです。
それから今まで、私はシャワーヘッドを誤ったことは一度もありません。
さぁ、おチビ〜。
旅行の準備するよー。
明日は一緒に温泉入ろうね〜。
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